平成25年度 成果報告会・シンポジウム
プログラムの概要
島しょにおける「包括的専門看護師」の養成
目 的: 沖縄県立看護大学大学院の新教育課程「包括的専門看護師」養成プログラムの成果報告および、島しょにおける実践・教育・研究活動から、包括的専門看護師の役割拡大について公開討論会を行う。 日 時: 平成26年2月22日(土) 13:00-16:00 場 所: 沖縄県立看護大学 大講義室 |
○総合司会 嘉手苅英子学部長
*第1部 成果報告会*
13:00 開会挨拶
島しょにおける「包括的専門看護師」の養成 前田和子学長
13:15 島しょの特徴を踏まえた学び
博士前期課程(2年次)宮良久美江氏、森彩乃氏
(1年次)下地和枝氏、新里裕子氏、砂川はづき氏
13:40 「包括的専門看護師」のあるべき姿 神里みどり教授
13:55 休憩
*第2部 シンポジウム*
○コーディネーター 大湾明美教授
14:05 シンポジウム開始
14:10 しまナースとしての活動と課題 知念久美子氏
14:30 島しょで期待される専門看護師像 津波勝代氏
14:50 島しょで活躍できる医療職の人材育成 安谷屋正明氏
15:10 へき地医療の場で必要とされる専門看護師像 春山早苗氏
15:30 ディスカッション
16:00 閉会
16:20〜17:30 茶話会 宮里智子講師(司会進行) |
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*開催時の様子*
会場全体の様子 前田和子学長による成果報告
大学院生による成果報告 神里みどり教授による講演
シンポジスト 知念久美子氏による講演 シンポジスト 津波勝代氏による講演
シンポジスト 安谷屋正明氏による講演 シンポジスト 春山早苗氏による講演
シンポジウムの様子
*アンケート結果*
成果報告会・シンポジウムへの参加者は本学での参加者が129名(うち本学教職員は51名、
学生16名、学外者62名)、遠隔での参加者は30名、合計159名であった。うちアンケートの協
力者は、本学での参加78名、離島での参加18名の合計96名であり、所属施設は本学教職員
23名(24.0%)、保健医療機関職員16名(16.7%)、島しょ看護研修事業受講者14名(14.6%)、本学
大学院生7名(7.3%)、本学学生実習受け入れ先3名(3.1%)、行政職員1名(1.0%)、その他32名
(33.3%)であった。また、離島での勤務経験無し42名(43.8%)、現在離島で勤務中32名(33.3%)、
過去に離島勤務経験あり18名(18.8%)、不明4名(4.2%)であった。
成果報告会の評価は、「大変よかった」と「良かった」が92.7%あり、評価理由として「学生の
離島医療の充実が期待できる発表を聞いて感動した」、「貴学が目指している看護師、必要と
されている看護師像というのがわかったような気がする」などがあった。シンポジウムの評価で
も「大変よかった」と「良かった」が90.6%あり、評価理由として「実際どのようなことがおきてい
るのかがその立場にいる人から直接聞くことでより詳しく知ることができた。また自分自身が
どのように関わればいいのか、将来自分のなりたい看護師像を改めて考えることができた」
などがあった反面、時間管理に関する要望もあった。
シンポジウムの内容では、島ナースとしての活動と課題、島しょで期待される専門看護師像、
へき地医療の場で必要とされる専門看護師像、島しょで活躍できる医療職の人材育成の順で
関心が高かった。また、その他の意見や感想として、「離島に暮らす人々は色々な問題、苦労が
ある。島で働く人は地域の人々により慕われることが求められる。うわべだけで無く心から寄り
添いそれに一緒に考えられる人材育成が必要と考える。看護大学に期待している。」など本学
への期待の言葉が多数あった。